結論、産婦人科ではピルだけもらうことができません。
低用量ピルやアフターピル処方の際には、医師の診察を受けることが必須とされます。
ただし、診察は初回からオンライン診療で受けることも可能で、通院自体は必須とされていませんよ。
※オンライン診療は医師の診療が必要となり、医師の判断によってはお薬を処方できない場合があります。
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オンライン診療後、ピルは郵送で届くため、ピルをもらうために病院はもちろん薬局へ行く手間もありません。
診察は早朝や深夜、土日も対応しており、忙しい方でも利用しやすいのもポイント。
また定期便やまとめ買いプランもあるので、服用の継続も簡単です。
【ピルだけもらう】産婦人科とオンライン診療の違い
産婦人科とオンライン診療の共通点は、初診時に医師の診察が必要な点です。
一方で、待ち時間の有無や営業時間、ピルの追加処方時の診察の有無はそれぞれ異なります。
種類 | 産婦人科 | オンライン診療 |
---|---|---|
診察 | 受診の都度 | 初回 ピルの変更時 |
待ち時間 | 30分〜2時間ほど 待つこともある |
基本は待ち時間0 |
営業時間 | 日中〜夕方 日・祝は休みが多い |
深夜や早朝OK 日・祝も基本は営業 |
ピルの 追加処方 |
診察が必要 | ネット上で手続き |
可能な 検査 |
性病検査 エコー検査 がん検診 血液検査など ※血栓症含む |
性病検査 血液検査など ※血栓症不可 |
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※クリニックやサービスによって内容が異なる場合もあります
産婦人科は、エコー検査やがん検診などを定期的に受けられることが魅力です。
オンライン診療は、営業時間が長く待ち時間もないため、忙しい方でも利用を続けやすいのがポイント。
検査は産婦人科、ピル処方はオンライン診療と分けて利用することも可能です。
産婦人科:病院へ行って診察、処方箋を薬局に出してピルを受け取る
産婦人科では、受診の度に診察を受けます。
また、初回はエコー検査や内診、血液検査を受けることがほとんどです。
▼メリット
- さまざまな検査が受けられる
- 診察を受けた日にピルをもらえる
- ピル以外の選択肢も選べる
▼デメリット
- 症状がなければ検査は保険適用外
- 待ち時間が長くなりがち
- 深夜や日祝は休診が多い
ミレーナ(子宮リング)や漢方薬など、生理痛はピル以外でも改善が見込めます。
産婦人科へ行けば、さまざまな選択肢から、あなたにぴったりな治療方法/避妊法を選ぶことが可能。
ピルを服用しようか迷っている場合、産婦人科で相談してみるのがおすすめです。
オンライン診療:電話やチャットで診察、ピルは郵送で届く
オンライン診療では、電話やチャットを使った診察が行われています。
基本的には検査はなく、追加で同じピルの処方を受ける場合は診察がないサービスも。
▼メリット
- 2回目からはピルだけもらえる
- 移動の手間がない
- 深夜や日祝も営業
▼デメリット
- エコー検査や内診は受けられない
- ピルの配送に1〜2日かかる
- 選択肢は基本的にピルのみ
ピルの種類を変える場合は、変更の度に診察を受ける必要がありますよ。
オンライン診療はピルのプランが豊富、定期便やまとめ買いプランも用意されているため、買い忘れを防げます。
また、定期便やまとめ買いは、1か月ごとの処方よりも割安です。
産婦人科ならピルが保険適用?
産婦人科であっても、「保険医療機関」以外のクリニックは、ピルの保険適用が受けられません。
また、中にはオンライン診療でも保険適用を受けられることもあります。
保険適用の有無は病院・サービスによって変わるため、事前に公式サイトや電話で確認しましょう。
高校生1人でもオンライン診療や産婦人科でピルだけもらうことはできる?
ピル処方を受けられる年齢は、クリニックやサービスによって異なります。
18歳以上に限定したり、保護者の同伴が必要だったりと、産婦人科や婦人科によって条件もそれぞれ。
年齢制限は公式サイトに記載されていないことも多いため、不安なら事前に電話で確認しておきましょう。
ピルだけもらえるのは?産婦人科医が診察する通販やおすすめのオンライン診療
オンライン診療サービスの多くは、病院と提携しており、提携クリニックの医師が診察を行っています。
つまり、産婦人科と提携しているサービスを選べば、病院へ行かなくても、産婦人科医による診察がオンライン上で受けられるのです。
また、一部のオンライン診療では、保険適用を受けられる場合があります。
サービス名 | 料金 | 提携 クリニック |
---|---|---|
▼初回1シート0円 メデリピル |
ピル初回0円 診療無料 送料550円 ーーーーーー 合計550円 |
目黒ウェルネス クリニック |
≫解説を見る | ||
▼産婦人科医在籍 スマルナ |
ピル2,980円 診察1,500円 送料込み ーーーーーー 合計4,480円 |
代官山 ウィメンズ クリニックなど |
≫解説を見る | ||
▼24時間診療 エニピル |
ピル2,563円 手数料2,200円< 送料550円 ーーーーーー 合計5,313円 |
ON-CLINIC |
≫解説を見る | ||
▼保険適用OK 東京オンライン クリニック |
ピル1,040円 手数料2,300円 ーーーーーー 合計3,340円 |
渋谷文化村 通り皮膚科 |
≫解説を見る |
※税込み/自由診療
メデリピル:初回プランが人気!診療は電話で対応
メデリピルの特徴
- 電話での診療を実施
- ピル1シートが無料
- 医師の性別は指定OK
メデリピルは、低用量ピルユーザーに人気のサービスです。
電話診療は何度でも無料、さらに初回利用時は低用量ピル1シート(約1か月分)も無料。
送料の550円のみで、低用量ピルの服用が試せますよ。
スマルナ:チャットで診察を受けられる
スマルナの特徴
- 診察がチャット形式
- 定期便の解約縛りなし
- 医師の指名に対応
スマルナは、チャット形式の診察が特徴的なオンラインサービスです。
音声や顔出しなしのチャット診察なら、場所を問わないため、スキマ時間にも利用できます。
また、提携クリニックの数が多いため予約も取りやすく、医師の情報を確認した上で指名することも可能です。
営業時間が24時間と長いので、場所だけでなく時間にも縛られずに利用できますよ。
エニピル:電話での診察に対応
エニピルの特徴
- 電話での診察に対応
- 1年分まとめ買いOK
- 未成年も利用可能
エニピルは、電話での診察に対応するオンライン診療サービスです。
顔出しは不要なので、初めてのピル処方でもあまり緊張せずに診察を受けられます。
また、低用量ピルはまとめ買いができるため、手間なくピルの服用を続けたい方にもおすすめです。
東京オンラインクリニック:保険適用ピルもオンライン処方
東京オンラインクリニックの特徴
- 一部ピルが保険適用
- コンビニでの受取可
- ビデオ通話で診察
東京オンラインクリニックの特徴は、一部のピルが保険適用でオンライン処方を受けられることです。
保険を使えば費用の負担は3割、リーズナブルにピルの服用を継続できます。
避妊用のピルは診察代が無料ですが、保険適用ピルは診察代などの手数料が2,300円必要です。
公式サイトはこちら
【知恵袋】オンライン診療・産婦人科でピルだけもらう方法は?もらい方・流れを解説
オンライン診療・産婦人科のどちらでも、ピル処方の際は身分証明書を用意しておきましょう。
また、保険適用を受けたい方は、保険証の持参が必須です。
オンライン診察の使い方
オンライン診療は、初診から電話やチャットで診察を受けます。
診察後は、郵送で自宅にピルを届けてもらうことが可能です。
そのため、病院だけでなく、薬局へ行く手間も省けます。
また、初回から1年分のピルをまとめ買いできたり、同じピルの追加処方はネットで手続きができるのもポイントです。
追加処方の際の診察の有無は、サービスによって異なりますよ。
産婦人科でのピルのもらい方
まずは、自宅近くの産婦人科が「完全予約制」に該当するのかを、公式サイトや電話で確認しましょう。
完全予約制の場合は予約が必須ですが、中には予約なしで利用できる産婦人科もありますよ。
なお、産婦人科には、その場でピルをもらう「院内処方」と、薬局へ処方せんを提出してピルをもらう「院外処方」の2種類があります。
院内処方の場合、診察後に薬局へ行く必要はありません。
一方、院外処方の場合は病院で決済を終えたあと、処方せんを受け取ります。
処方せんを薬剤師のいる薬局で提出すると、ピルを受け取れますよ。
ピルが欲しい!産婦人科へ行くタイミングはいつ?
低用量ピルは、基本的に生理の初日に飲み始めます。
そのため、生理の初日に間に合うタイミングで受診するのがおすすめです。
なお、産婦人科では検査があり、検査結果が分かるまでピルをもらえない場合もあります。
検査結果が出るまでは1週間ほど待つこともあるので、早めの受診がおすすめです。
【Q&A】ピルだけもらうには?産婦人科やピルに関するよくある疑問
Q.
一部の産婦人科では、ピル処方を受け付けていません。
確実にピルの取り扱いがあるのは、「ピル外来」のある産婦人科です。
自宅近くの産婦人科でピル処方を受けたいなら、「地域名+ピル外来」で検索してみましょう。
例えば大阪なら、「大阪 ピル外来」で検索してみてくださいね。
Q.
一部の内科や美容クリニックでも、低用量ピル処方が受けられます。
ただし、内科や美容クリニックでは、エコー検査や血液検査、がん検診などが受けられないことも。
定期的に検査を受けたいなら、産婦人科や婦人科でピル処方を受けるのがおすすめです。
Q.
検査なしで低用量ピルをもらうデメリットは、自覚症状のない副作用に気づきにくいことです。
低用量ピルの服用中は、まれに肝機能障害などの副作用が起こります。
肝機能障害は早期発見・治療で重篤な被害を防ぎやすくなりますが、自覚症状が出ないこともあるため定期的な検査が必要です。
クリニックフォア(オンライン診療)などで販売されている「検査キット」を使えば、自宅でも検査が実施できます。
▼低用量ピルの副作用
- 悪心(気持ち悪さ)
- 頭痛や腹痛
- 不正出血
- 血栓症
Q.
低用量ピルを処方を受けたいときは、「低用量ピルをもらいに来ました」「ピルの服用を始めたいです」と伝えましょう。
診察は基本的に、医師の質問に答える形で進みます。
そのため、「何を伝えればいいの?」と悩む必要はありませんよ。
Q.
妊娠していたり、血栓症のリスクが高かったりする場合は、産婦人科へ行ってもピル処方を受けられません。
▼血栓症のリスクが高い人
- 35歳以上のヘビースモーカー
- 40代以上 肥満の人(BMI30以上)
- 過去に血栓症を発症した人
Q.
一部の産婦人科では、ピルをまとめて処方してもらえます。
ただし、初回は1シートのみの処方の場合も。
また、保険適用の場合、一度に処方を受けられるのは3シートまでです。
Q.
保険適用のピルと適用外のピルの違いは、服用の目的や費用の負担率です。
保険 | 服用の目的 | 費用の負担率 |
---|---|---|
適用 | 月経困難症や 子宮内膜症の治療 |
3割 |
適用外 | 避妊など | 全額 (10割) |
月経困難症とは、生理前や生理中に起こる不快な症状の総称です。
生理痛や食欲増進、情緒不安定、イライラなどの症状が該当します。
【まとめ】産婦人科とオンライン診療の違いがわかる早見表!ピルだけもらうことは可能
産婦人科もオンライン診療も、初回は診察が必須で、ピルだけもらうことはできません。
ただし、オンライン診療は、同じピルの処方を受ける際に診察が不要のサービスが多いです。
▼産婦人科とオンライン診療の違い
種類 | 産婦人科 | オンライン診療 |
---|---|---|
診察 | 受診の都度 | 初回 ピルの変更時 |
待ち時間 | 30分〜2時間ほど 待つこともある |
基本は待ち時間0 |
営業時間 | 日中〜夕方 日・祝は休みが多い |
深夜や早朝OK 日・祝も基本は営業 |
ピルの 追加処方 |
診察が必要 | ネット上で手続き |
可能な 検査 |
性病検査 エコー検査 がん検診 血液検査など ※血栓症含む |
性病検査 血液検査など ※血栓症不可 |
産婦人科には、定期的にさまざまな検査を受けられるメリットがあります。
一方で、オンライン診療は1年分のピルをまとめ買いしたり、定期便を利用したりすることが可能です。
面倒な手間なくピルの服用を継続しやすいことが、オンライン診療のポイントですよ。